2012年01月15日

COD装備研究 マクミラン大尉 研究編その2

・ギリースーツ

マクミラン大尉の装備と言えば、やはり思い浮かぶはギリースーツでしょう。

しかしながら前述の通り、大尉は暗い色調補正の為に一見緑がかって見えますが、実際は枯れ草調のタンカラーと茶色寄りのOD、そしてブラウンとなっています。



先生が緑色、という思い込みがあった分、これは驚き。
モリゾーでも緑ムックでもありませんでした。



前身頃側には匍匐、伏せ撃ちを阻害しない様に偽装は付いていません。
代わりに生地の強化用に当て布が付けられており、ボタン痕が見られる事から、一般的なBDUをベースにしていると思われます。
襟元の第一ボタンまで留めていますね。



胸、腰部のポケットは取り外されており、写真赤丸内の上腕部に斜めに移設されています。







ズボンも基本はジャケットに準じていますが、脛部の下には当て布は付けられていません。また、当て布の下端は特に固定されていない様です。



フード部はセパレート式。
ブーニーハットに付けられています。
写真は顎の下から覗き込んだもの。

このギリースーツ最大の謎は、何と言ってもBDU本体の迷彩パターンです。



一見ウッドランドパターンですが、色そのものは米軍の3Cデザートに近く、見様によっては残念なマルチカムの様にも見えます。



ブーニーハットのパターンを見ると、テクスチャの関係からか圧縮されており、余計にマルチカムに見えます。
軍用迷彩パターンでこれに相当
するものは今の所確認出来ませんでした。

民間のものか、3Cデザートベースのカスタムか、実はマルチカムかで悩む所ではありますが、少なくとも色褪せたウッドランドとかではないのは確かです。
マルチカムにしてはパターンが大き過ぎるとは思いますが、MWシリーズは訴訟回避のためか、こうしたなんちゃって○○(MW2のオークリーグローブ等)をたまに織り込んでくるので、断言は出来ません。
再現第一であるなら3CデザートBDUをベースにしたと考えるのがベターです。





偽装資材としては紐状のジュートの他、粗目生地の麻布、バーラップが付けられており、特に顔の両端に少し長めのバーラップが垂れ下がっています。







後ろから見た所。
Yサスペンダー、ピストルベルト、サイホルスターのバンド等は偽装の下にあります。
最後の写真は首の後ろを覗いた所で、Y型サスペンダーの背中側がギリースーツの下にある事が分かります。

ギリースーツに関してはこんな所でしょうか。

次回、研究編その2 装備小物検証に続きます。

もしもご質問等があれば、気軽にお尋ね下さい。

それではまた次回。





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Posted by ヴェルナー  at 17:14 │Comments(0)マクミラン大尉

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